どうしてわざわざ花を買って、部屋に飾りたくなるんだろう?
花を飾る心理とか花を買いたくなる心理がよく分からないな。
この記事では「なぜ花を買ったり飾ったりするのか?」について、その理由や心理についてご紹介していきます。
ちなみに私は、花を見ているとリラックスできるし、部屋が華やかになる気がするから飾ってる!
実はこの「花を見るとリラックスする」という効果は、実験でも立証されているのです。
花のある暮らしによって得られるメリットも解説していくので、参考になれば幸いです。
なぜ人は花を買うのか?理由はあるの?
スリーエム株式会社が行った「自宅にお花を飾ってる人の割合は?お花好きの人が花を飾る理由とは?」というテーマのアンケートの中の、「定期的に花を飾る理由」の項目では次のような声が寄せられました。
お花を眺めていると、リラックスして気分が良くなります。家族も嬉しい様子で、「この花の名前なんて言うの?」など質問してくるので会話が弾み、家庭内が明るくなります。
花を置くことで、小さな模様替えのような気持になってうれしい。季節も感じられて、気分も明るくなる。
花を飾る理由のアンケート結果としては
「リラックスできるから」
「手軽に模様替えができるから」
「季節を感じられるから」
などの声が見られますね。
自宅に飾る以外にも贈り物として花を買う人もいます。
農林水産省が行った『花や緑の効用・家庭とオフィスへの導入状況に関する調査』のうち、540人を対象に行われた消費者調査では、誕生祝いに花を買うと答えた人が半数ほどいたそうです。
花を買いたい・飾りたくなるときの心理とは?
花を買いたい、もしくは飾りたくなる心理として、5つの理由が考えられます。
- 部屋を明るくしたい
- 気分転換したい
- 自分へのご褒美がほしい
- 季節を感じたい
- 人に贈りたい
詳しく見ていきましょう。
①部屋を明るくしたい
花は黄色や赤、青などパキッとした鮮やかな色をしています。
白い壁に白い棚というシンプルなインテリアであっても、花を少し飾るだけでとても華やかに。
部屋の壁紙や家具を変えることは難しいですが、花であれば気軽に買えます。
そのときの気分によって部屋を手軽に彩れるのが花の良いところ!
②気分転換したい
花を愛でるには、手間がかかります。
水を替えて、茎を切り戻して、枯れた部分を取り除いて。
手間も時間もかかる分、手入れをしている間だけは「自分の時間」に没頭できるのです。
クヨクヨしてても始まらないから、気分転換に、花など挿してみた(ღ˘◡˘ற) pic.twitter.com/5bkUlautrh
— 淀(茶々) (@826yodo) July 3, 2022
プライベートでも仕事でも、ストレスを感じることはありますよね。
日々いろいろ考えているからこそ、花の世話だけに集中できる自分の時間は、良い気分転換になるでしょう。
③自分へのご褒美がほしい
力を入れていた仕事がひと段落したときや、昇進したときなどは自分を祝いたくなるもの。
花は開店祝いや誕生祝いとして贈られることが多く「お祝い」のイメージがあります。
生花店でかわいい花を見つけた。ガーベラ。明るいオレンジ色が印象的で元気がもらえた。気がついたら、大きな多肉植物を手に取っていた。自分へのご褒美に買っちゃった。うまく育てられるか心配だけど、がんばろう!
— Jolie (@jolie0718) July 1, 2022
がんばった自分へのご褒美として、お祝いのイメージが強い花を買いたくなるのですね。
もともと花が好きな人とかだと、なおさらご褒美に買いたくなるかも!
④季節を感じたい
四季によって旬の花は異なります。
例えば、以下の通りです。
- 春→チューリップ
- 夏→マリーゴールド
- 秋→コスモス
- 冬→クリスマスローズ
12か月それぞれの花を選んで購入できるサービスもあります。
毎日忙しく過ごしていると、いつの間にか四季は移ろって1年が過ぎ去ってしまいます。
「シーズンごとに花を飾って季節を感じる」という習慣は素敵ではないでしょうか。
紫陽花ブーケ
最近は部屋にお花を飾ることにハマっています
特に季節の花を彩ると
四季を楽しめたり
気分転換にもなって良い感じです pic.twitter.com/x3iEBxH30N— 加藤 友哉 バチェロレッテ2 (@tomoyakato_) June 26, 2022
⑤人に贈りたい
普段、花を飾る習慣がない人でも、贈り物として花をもらうと嬉しく感じるものです。
農林水産省『花や緑の効用・家庭とオフィスへの導入状況に関する調査』の消費者調査で「花や緑をもらって嬉しかった」と回答した人は、540人中の9割を超えたとのこと。
私も花をもらったときすごく嬉しかったし、祝ってくれる気持ちが伝わったな。
花をもらうことで自分が幸せになれたから、人にも贈りたくなるのですね。
花を部屋に飾る心理効果やメリット
花を部屋に飾ることで得られる効果は2つあります。
- 部屋を華やかにしてくれる
- ストレスを軽減しリラックスできる
順に見ていきましょう。
①部屋を華やかにしてくれる
農林水産省『花や緑の効用・家庭とオフィスへの導入状況に関する調査』の花を飾ることによる効果に関する約20,000人を対象にした調査では、花を飾ることで「部屋が華やかになった」と感じた人は1番多く、全体の4割もいたそうです。
女性に関して言えば、過半数もの人が「部屋が明るくなった」と回答しているとのこと。
花には見た目が華やかなだけでなく、香りが良いものも多くあります。
好きな色と香りの花が部屋にあると気分が上がるため、部屋の雰囲気も明るく感じるのでしょう。
2年目にしてようやく咲いたカサブランカ
一輪だけでも、玄関がいい香りで一杯☺️出掛けるときも気分が上がる⤴️結構花持ちも良くて、長く楽しめて嬉しい✨#スピクラ園芸部 pic.twitter.com/aPPKwx78sr
— すぴはな (@tobiuo_spitz) July 5, 2022
②ストレスを軽減しリラックスできる
花は、ストレスを軽くし、リラックス効果をもたらすことが立証されています。
そもそもストレスを感じると、体の中では交感神経が優位になります。
交感神経は決して悪いものではなく、日中や運動中は交感神経が優位にはたらくのですが、それが続くと自律神経の乱れにつながるのです。
心身をリラックスさせるためには、副交感神経が優位にはたらくよう切り替えなければなりません。
千葉大学で「花ありと花なしの環境が心拍にどう影響するのか」が調査されました。
心拍は、交感神経が活発なときに早くなるもの。
花のある部屋で心拍が緩やかになれば、副交感神経が優位になっている、つまり「リラックスしている」状態と言えます。
結果としては、花があると交感神経活動は抑えられ、副交感神経活動が上昇したそうです。
つまり、花のある暮らしはストレスを軽減して、リラックス感を高めてくれることが分かったということね。
部屋に花を飾りたくなる心理が分かったよ!
花を飾ると、毎日の手入れが必要になります。
一見面倒に思えますが、実はその「手間」が花を飾る醍醐味。
忙しくストレスフルな毎日を過ごす人にとって、花は「癒し」であり「日々の彩り」です。
花のある暮らしで癒されてみよう!