断捨離を始めたはいいけど、いつまで経っても終わらない・・・と感じる。「永遠に終わらない・・・?」とさえ思う。
これは断捨離あるある。私も感じることがあります。
また「断捨離が終わったはずなのに、どうもスッキリしない・・・」という場合もありますよね。
まだ物があふれてる感じがして、もっと捨てたほうがいいのかな?と感じることも。
この記事では、次の2つについて解説していきます。
- 一度始めた断捨離がなかなか終わらないときの原因と解決策
- 長期的に見てなかなか部屋がスッキリしない原因と解決策
では、詳しく見ていきましょう。
「一度始めた断捨離がなかなか終わらない」ときの原因と解決策
終わらない原因1:悩むことに時間を使いすぎている
「これは捨てるべきか・捨てないべきか」など、この悩むという行為に、時間と労力を使ってしまう方も多いです。
私はよく次の3ステップで捨てるべきかどうかを判断するようにしています。
- 「絶対にとっておく」「悩む」「いらない」の3つに分類する
- 「悩む」ものは「今持っていないとして、今からでも手に入れたいと思うか?」を考えて判断
- それでも悩むものは保留にしておき、半年後にまた考える
2番の、
を考えるのはすごく有効です。
みたいなことが多いんですよね。
そうするとサクっと捨てられるので、ぜひやってみてください。
それでも迷う場合は、悩み続けずいったん保留にします。
半年後や1年後とかにもう一度考えて「この半年(1年)で一度も使わなかった」という場合は捨てるのがおすすめです。
終わらない原因2:断捨離の「終わり」が決まっていない
こう感じる原因は、「どこまでやったら終わりか?」がハッキリしていないことにあるのかも。
断捨離は、なにか基準が決まっているわけではありません。
だからこそ「ここまで断捨離できればOK!」という、自分なりのゴールを決めておくことが必要です。
そうしなければ「もっと捨てなきゃ!」という思いはどんどん強くなっていき、いつまで断捨離しても満足できなくなってしまいます。
理想とする「断捨離のゴール」を決めるために、役立つ記事もまとめています。参考になれば幸いです。
終わらない原因3:全体をまんべんなく断捨離している
全体をまんべんなく見ていると、断捨離の仕上がりは遅くなります。
一か所一か所のスピードが遅くなるうえに散らかるから、結局片付いた感覚がないままタイムアップを迎えるみたいなことになってしまうんですよね。
それよりも、1箇所だけに注意を集中して断捨離するほうが早く進みます。
1箇所が終わったら、次の1箇所に取り掛かる・・・という手順です。
全神経を1箇所に集中すると、作業の効率は上がります。それに「この場所はカンペキになった!」という達成感があると、次の場所も気持ちよく進められます。
頭の中で断捨離の順番をイメージするだけだと、曖昧なまま断捨離が進んでしまいます。
紙や携帯のメモなどを使って、気になる場所を書き出してみましょう。その際、細かく書き出すのがポイント。
✕ 台所
✕ クローゼット
○ 台所のシンク下
○ クローゼットの冬服引き出し
上の○のように細かく書き出し、そのあと順位を付けましょう。あとは1位から順に断捨離していくだけ。
断捨離したいところが多すぎてきりがないという場合は、数日に分けて1か所ずつやるのもおすすめです。
気になる上位の場所を断捨離できれば、達成感も味わえて気持ちが乗っていきやすくなります。
全体的にやったほうが仕上がり良さそうな気もします。
でも、この「達成感を味わう」というのが作業の加速度を高めるんです。だからこそ、1箇所ずつ断捨離を進めることが大切。
終わらない原因4:断捨離じゃなく「片付け」ているだけ
そう感じる原因は、断捨離と片付けが混ざっているからかもしれません。
要らないものを捨てる「断捨離」をしていたはずが、物を収納する「片付け」にいつの間にか変わっていた・・・というのはよくあること。
私にも経験があります。
「いつか使うかな」「捨てちゃうのはもったいないな」・・・というものを、つい空いた箱や棚に入れちゃうんです。
結局、物が置かれている体積は変わらない。
もしこうなっているなら、対処法は「ちゃんと捨てる」ということになります。
「いつか使うから置いときたい!」と感じるもの、たしかに出てきます。でも、家の中のほとんどのものは使いそうな気がするから置いてあるもの。
目安としては、1年出番がなければ「いつか」はたぶん来ません。捨て時です。
長期的に見て、断捨離をしているのになかなか部屋がスッキリしない原因と解決策
スッキリしない原因1:「片付け」ているだけで捨てていない
これは、ひとつ上の見出しと重なるところがあります。
「なんか物が多い」と感じる時、不要なものを捨てずに「片付け」ているだけという場合があります。
- いつか使いそう
- もったいなくて捨てられない
こういったものを「まだスペースがあるから、とりあえず置いておこう」となってしまうと、いつまでもスッキリしません。
ここでも以下のように考えてみてください。
また、収納スペースがあるから「まだ買っても大丈夫・・・」と考えることもありがちです。
なのでそもそも収納ボックスや衣装ケースそのものを捨てられないか?を考えるのも有効です。
収納する場所がなければ強制的にものを減らせますし、収納ボックスがなくなれば結構スペースが広がってスッキリするんですよね。
スッキリしない原因2:断捨離への理想が高すぎる
「もっと断捨離できそうな気がする」と感じる時、それは知らない間に目標が高くなっているのかもしれません。
断捨離をするたびに、自分の「断捨離レベル」はアップしていきます。
そうすると、
- これまで気づかなかった場所が気になる
- 不要なものが、さらに見えてくる
ということが起こります。
こんな感じでレベルアップすると、「まだ断捨離できそうなだなあ・・・」とモヤモヤしちゃう場合も。でも、この思いにはきりがありません。
対処法は「断捨離の目標を再確認・再設定」すること。
断捨離には決まりや数値基準はないので、自分なりのゴールを持っておくことが必要です。
あまりに断捨離に完璧を求めすぎると、
- 必要不可欠なものまで捨ててしまう
- 好きなものも捨て、生活の喜びがなくなる
- 人との関わりでも完璧を求めてしまう
といった弊害さえ出てしまう可能性があります。
スッキリしない原因3:断捨離後にものを増やしてしまっている
一時的に断捨離で綺麗になっても、物を増やしてしまっている場合もあります。
そんな時に大事なのは、「それぞれの物が、どれぐらい必要か?」を再確認することです。例えば
- ボールペン:5本
- 仕事用靴下:5足
- スニーカー:2足
といった具合です。
必要数が決まっていないと
- セール中だから、予備を買っておこう
- まだ収納に余裕があるから、もう少し買い足そう
という状態になり、だんだん物が増えていきます。
ただ大切なのは「新しいものを買ったら、同じだけ古いものは処分する」ということ。
例えば、新しいスニーカーを1足買った→古いスニーカーを1足捨てる・・・といった具合です。
これをしっかり実践していれば、断捨離したときのスッキリ感を保つことができます。