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ここ数年、断捨離やミニマリストが流行っています。
モノを持たず自由に生きる姿は、憧れますよね。
また、モノを捨てると部屋の中がスッキリして気持ちが良くなります。
ですが断捨離がクセになってやりすぎてしまうと、ちょっと危険なことも。
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こんなことになってしまうかもしれません。
もしかしたら「気づいたら断捨離依存症に陥っている」なんてことも。
そこでこの記事では、以下のようなことを解説していきます。
この記事で分かること
- 断捨離依存の危険性やデメリット
- 断捨離をやりすぎてしまっていないかのセルフチェック
- 断捨離依存症の対処方法
「ちょっと最近断捨離をやりすぎているかもしれない…」と不安なあなたのお役にたてると嬉しいです。
断捨離やりすぎ?依存具合をチェックしよう【3つ以上当てはまるとキケン】
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まずは断捨離をやりすぎてしまっていないか、依存症になってしまっていないかをチェックしてみましょう。
断捨離依存のチェック項目
- 捨てることが快感になっている
- 常に捨てるモノを探している
- 他人や家族のモノの多さが気になる
- 家族・同居人がモノを増やすと嫌悪感をいだく
- 家族・同居人のモノを勝手に捨てる
- モノを沢山持ってる人を下に見る
- モノが少ない=正義と感じている
- モノが多い=悪と感じている
- 強迫観念でモノを捨てている
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結構強烈な症状を挙げているので、3つ以上当てはまっていたら、あなたは断捨離依存症の可能性がありますよ。
断捨離をやりすぎた際のデメリット
断捨離依存症とは「モノを捨てること自体が目的化」する症状です。
断捨離のスッキリした感覚が病みつきになってしまい、どんどんエスカレートしてしまっている状態ですね。
本来の断捨離とは「自分にとって本当に必要なものを残し、それ以外を捨てる」というもの。
それによって不要なノイズを減らして、必要なもののみに集中できる環境にするという目的があるはずです。
しかし依存症は、それが必要なモノかどうかは関係なく、とにかく捨てることが最優先になっているという状態。
こうなると以下のようなデメリットがあります。
- 本当に必要なモノまで捨ててしまい、むしろ不便な生活になってしまう
- 人間関係が悪くなる
順番に見ていきましょう。
本当に必要なモノまで捨ててしまい、むしろ不便な生活になってしまう
断捨離依存症になると、必要なモノまで捨ててしまう傾向にあります。
捨てることが目的化してしまうからです。
例えば次のようなものですね。
- 明らかにまだまだ使える衣服
- 使い道のある生活品
- 季節が変われば必ず役に立つ家電
- もう2度と手に入らない大切な思い出アイテム
本当に無くて困らないなら良いですが、不便になってしまっては本末転倒です。
食材は近くのスーパーへ行けばいいからと、冷蔵庫を捨てたんだけど。。
買いだめが起きたときに、食料が買えなくてこまった。。
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またモノを捨てすぎると、あとから買い直すはめになって出費がかさんでしまうことも。
たとえば、衣服を最小限にした場合。
着る服を考えなくてラクにはなりますが、着る回数がおおいので服の傷みが早くなります。
服を持たないメリットを得たつもりが、かえって服を買う頻度が上がってしまうハメに。
確かに断捨離をするとスッキリするので、どんどん捨てたくなってしまう気持ちは分かります。
でも生活を豊かにするために断捨離したのに、不便になったり出費が激しくなったりしたら本末転倒ですよね。
人間関係が悪くなる
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断捨離依存症になると、他人のモノが気になります。
自身の持ち物がすくないので、どうしても多くみえてしまうからです。
友人の家に遊びにいくと、モノが多くて落ち着かないなんてことも。
他人のモノに口出しするようになったら、要注意ですよ。
また断捨離依存症になると、人の話を聞けなくなる傾向があります。
家族や友人は、モノを捨てすぎるアナタが心配になってきます。
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ですが、モノを捨てることに執着しているアナタは、周りの話を聞けなくなってしまいます。
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さらにこのようなことが続くと、人間関係をも断捨離するようになってしまうことも。
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モノを持たない自分が正しくて、周りが間違っているんだ。
自分を理解できない人間は必要ない。
このような考え方は大変キケンです。
周りの意見があるからこそ、冷静に考えるキッカケができます。
冷静に考えられなくなると、断捨離依存症はエスカレートしていきます。
気付けば、あなたは「近寄りがたい人」になっている可能性も。
最悪、まわりにあなた自身が「断捨離」されることもありえます。
モノは捨てても、買いなおせます。
ですが、人間関係を取り戻すことは容易ではありません。
断捨離するのは、モノだけにしておきましょう。
実際に断捨離しすぎて後悔している人の声
下記は、断捨離しすぎてしまった人たちの声です。
断捨離しすぎて春服がないので今日はうっかり白ジーパンなど履いているんだけど、全体的にどうしてこうなった…て一日中思ってたから、やっぱり服は大事。
— 横内 尚子 Naoko Yokouchi (@yokonao622) May 11, 2021
断捨離のしすぎは、不便な生活を招いてしまいますよ。
断捨離をやりすぎないための対処法3選【すでに依存してる人にも効果あり】
断捨離依存症を知ることで、不安になってしまいますよね。
ですが、安心してください。
ここからは、断捨離依存症にならない予防法・対処法をお伝えします。
ぜひ、確認してくださいね。
①断捨離の頻度をきめる
断捨離の回数を決めてしまい、捨てすぎを防止しましょう。
できれば「1年に1度」。
難しそうなら「半年に1度」がおススメです。
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断捨離の回数を制限してしまえば、モノを衝動的に捨ててしまうのを防ぐことができます。
また断捨離の回数が制限されると「不要なモノを買わなくなる」というメリットもあります。
②捨てることではなく、残すことを断捨離の目的にする
断捨離とは「自分にとって本当に必要なモノを残す作業」です。
一度、自分の持ち物を見直してみてください。
それらは、断捨離を生き残った選りすぐりの持ち物。
断捨離はただ捨てることが目的なのではなく、そういった捨てた結果残った物たちを大切にするための行為なんですよね。
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「執着せず捨てる」と「大事にせず捨てる」は全くの別物。
後者はただの「断捨離ごっこ」です。
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モノを大事にするキモチがあれば、なんでも捨てたくなるキモチも減りますよ。
③極端なミニマリストを目指さない
極端にモノをもたない有名人は、かっこよくて憧れますよね。
しかし、その人達は「極限型」と呼ばれるジャンルの方々です。
先鋭の人たちですから、誰もが目指すべき存在ではありません。
また、ビジネス(見せ物)としてのパフォーマンスでやっているというものもあります。
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例えるなら、スポーツが似ています。
活躍するトップアスリートは、かっこいいものです。
ですが、みんながオリンピックを目指す必要はないですよね。
健康目的・スポーツが好きなど、それぞれの理由があって良いはず。
断捨離も同じで、各々が心地よい量を持てばいいのです。
極端にモノを持たないよりも、あなたに合った量を見極めましょう。
④自分は自分、他人は他人という考えをもつ【自分の考えを押しつけない】
断捨離依存症になると、どうしても他人のモノが気になります。
モノが多い人を見下すキモチが出てくることも。
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モノ多すぎるよ?
もっと捨てたほうが良いよ?
そんなに持っててどうするの?
誰かの価値観を否定してしまいます。
周りが心配して、つい否定的な言葉を言ってくるかもしれません。
ですが、売り言葉に買い言葉はやめましょう。
他人は他人、自分は自分です。
また、行き過ぎた断捨離思考は、周りの意見があるからこそ落ち着かせるキッカケになります。
そのうち、周りもアナタを「モノがすくない人」と受け入れてくれます。
お互いを否定せず、考えを押し付けるのはやめましょう。