香水をつけているとき、こんな経験をしたことはありませんか?
「自分の近くの人が鼻をおさえた」「自分から無言で離れていった」もしくは「香水がキツイ!と直接注意された……」。
自分ではそこまで香りは強くないと思っていても、周囲にとってはワンプッシュでもにおいがきついと感じている場合があります。
この記事では自分では香水の強さに気づけない原因と、気づいたときの対処法をご紹介します。
周りに迷惑をかけず、かつ自分が傷つかないためにも、香水のつけすぎを判断できるポイントを押さえておきましょう。
香水をつけすぎていないかどうかの判断基準
「自分は香水つけすぎてる!?」と判断するには、周囲のどんな様子がヒントになるのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
基準①電車で隣の人がふいに席を移動した
電車のような密室の場合は、においから逃げるにはその場からできるだけ離れるしかありません。
他の車両に移る、さらには降りる予定ではなかった駅でわざわざ降りようとする人もいるかも……。
電車やオフィスなど、ひとつの空間にいる間にずっと香り続けている状態だと、香害と受け取る人が出てくるので注意が必要です。
電車の隣の人香水きつくて、もう片方の人めっちゃスパイシーな香りしてて酔いそう…降りる駅やないけど一旦降りよかな
— よもぎもち@農園婚活 (@yomomo_nouen) July 12, 2022
基準②自分の近くに来た人が鼻をふさぐ、マスクを付けだす
自分の近くに来た途端に相手が鼻をふさぐ、あるいはマスクを付けだしたら、「あれ?もしかして……」と香水のつけすぎを疑った方が良いかもしれません。
もしマスクを「二重」にする人が出てきたら、間違いなく香害と言えそうです。
近くの席の男性の香水がきつすぎて予備用の布マスクと2重にしてみたら少しはマシになったけど今度は暑くて汗がつらい…暑いのと臭いのの2択しんどい
てかその席はチーム応援席よ!今の試合終わったんだから移動して!でも一般席の前の方少ないから移動してもっと近くに来られても困るので黙っとく…— 小熊猫/レッサー (@lesser396) November 4, 2021
基準③近くにいるor同じ空間にいる子どもが「なんかいいにおいする!」と言っている
子どもは正直です。
近くで香水が香っている人がいたら、大人なら口に出さずとも、子どもは意のまま素直に口にしてしまいます。
こんなときは、間違いなく香水が十分に香っていると考えた方が良さそうです。
基準④そもそも香水のつける適量を超えている
香水のつける量は、基本1~2プッシュで十分。
香水は自分で香りを認識できた時点で、つけすぎという説もあります。
仮に1プッシュして「あまり香ってないかも?」と思っても、その具合が自分だけにわかるちょうどよい量かもしれません。
2プッシュ以上つけている場合は、つける量を減らしてみましょう。
<番外編>陰でのあだ名が、あの有名人になっている
「香水」と言って思い浮かぶ有名人と言えば、その曲でNHK紅白歌合戦にも出場した歌手の瑛人さんでしょう。
誰かが陰で「瑛人が……」とつぶやいているのを聞いてしまったら、それは「あの人、香水キツイ」と自分が言われているサインかも!?
私の学校の先生のあだ名は瑛人です。なぜなら香水がきついからです。
— 三葉 (@mituba__do_ob) July 15, 2021
自分では香水をつけすぎていないと思っても、周りからしたらキツイこともある
香水の香りの強さは自分では気づけないからこそ、注意しておきたいことがあります。
周りには香水がどのくらい届いているのか、自分から確認し知っておくことが大切です。
いつでも次の2つのことを意識しておきましょう。
自分の鼻が慣れてしまう
「嗅覚疲労」いわゆる鼻慣れという現象があります。
いつもつけている香水に自分の鼻が慣れてしまい、周りには十分香っているのに自分では「あまり香ってない?」と気づかないことがあるのです。
そうして香水の量を増やし、香りが強くなる……という負のループに入らないために、定期的に自分の鼻の感度をリセットすることを取り入れるとよいでしょう。
具体的には、以下のようなアクションが有効です。
- しばらく香水をつけずに過ごす
- 違う香水を使ってみる
家族や友だちに聞いてみるのがおすすめ
自分の香水がキツすぎないか、思い切って周囲の人に聞いてみましょう。
遠慮なく意見を言ってくれる家族や、気兼ねなく接せられる友だちが頼りです。
自分から先に伺い、においに配慮している姿勢を見せるのも、エチケットのひとつと言えるかも知れません。
「今日香水をつけすぎたかも」と思ったときの対処法
「今日香水をつけすぎたかも……!?」と慌ててしまうことは、香水の上級者でも初心者でも起こり得ます。
そんな場合にそなえ、香水の弱め方や落とし方のポイントをおさえておきましょう。
対処法①せっけんで洗う
手首のようなすぐに洗い流せる位置に付けた場合は、せっけんで洗い流すのがおすすめです。
特に殺菌効果のある石鹸は洗浄力が強いため、香りも落ちやすいそう。
一度で落ちない場合は、数回洗い流してみてください。
対処法②アルコール除菌シートで拭きとる
手軽な対処法として、アルコール除菌シートで拭きとるのもよいでしょう。
香水の成分がアルコールに溶けやすいので、香りを落とせます。
水を使わずに済み、バッグに除菌シートを忍ばせておけば、外出先でも対応できるので便利です。
注意点は、肌が弱い方や敏感肌の方、アトピーの方には、刺激が強い恐れがあること。
日焼けしたての赤くなっている肌や、傷、虫刺されがある場合も同様です。
その場合は、ノンアルコールタイプのウェットシートを選んで試してみてください。
対処法③無香料のハンドクリームで拭きとる
ハンドクリームを付けたティッシュで拭きとる方法もあります。
できれば無香料のものがおすすめ。
香りがついたハンドクリームだと、取り除きたい香りに混じってしまう恐れがあるためです。
ハンドクリームも外出時の持ち物に追加しておきたいアイテムですね。
対処法④お風呂で体を洗う
体全体的に香水をつけすぎてしまった場合、外出前に時間があるのならお風呂に入ってしまいましょう。
完全ににおいを消せなくても、ある程度ふんわり良い具合に香るレベルにまでは落ちるかもしれません。
対処法⑤無香料の消臭スプレーを吹きかける
衣類に香水をつけすぎてしまった場合は、洗濯をしない限りにおいを落とすことができません。
外出前であれば着替えられますが、外出先の場合は無香料の消臭スプレーで吹きかけることで、ある程度においを緩和できます。
洗濯してもにおいが取れない場合は、クリーニングに出して専門の対処をしてもらいましょう。
対処法⑥ドライヤーで乾かす
外出先では厳しいですが、自宅やオフィスにドライヤーがある場合におすすめの方法です。
ドライヤーの風と熱が、匂いの元を飛ばしてくれます。