家がモノであふれてきて、断捨離を始めたい。でも何からやったらいいか分からず、時間だけが過ぎていく・・・。
私も、本来はものを捨てられないタイプ。でも引っ越しで「断捨離せざるを得ない」状況になるうちに、無理なく断捨離できるようになりました。
今ではワンシーズンごとに断捨離して、家中スッキリした爽快感を味わえていますよ。
この記事では、断捨離の「はじめの一歩」をどう踏み出すか、どういう基準で整理していくかをまとめます。
断捨離の始め方!断捨離を始める前にやるべき準備
まず、ゴミを置ける広い場所を確保しましょう。机などを横によけて、部屋の真ん中を広々と使えるようにするとGOOD。
またゴミがたくさん出るということは、それ相当のゴミ袋も準備が必要です。
実家で子供の頃からの荷物を断捨離していたとき、可燃ごみと不燃ごみ合わせて15袋分のゴミが出たことがあります。
そして時間も確保しておきましょう。できれば丸一日使って、一気に終わらせてしまうのが理想的です。
こま切れに片付けていると「どこまで片付けたっけ・・・?」と分からなくなってしまうし、結局終わらなくて散らかったまま次の日を過ごすことになってしまいます。
断捨離はどこから始める?効率よく進められる順番!
まずはここからやっていきましょう。
- 簡単なところ
- 目に付く場所
- ものをしまう場所の順番でやる
手順1:断捨離のエンジンがイマイチかかっていない場合は、まず簡単な場所から
「どこからやればいいか分からなくてなかなか始められない…」という場合は、まずは一番簡単だと思うところから始めてみましょう。
まず始めること。
これがめちゃくちゃ大事で、一度始めてしまえばノリノリになって逆に「辞められなくなる」なんてこともあるんですよね。
例えば私ならいる本といらない本を仕分けるのが得意なので、本棚から始めるとエンジンかかったりします。
汚部屋を見るとげんなりしちゃう方も多いと思うので、そういう場合は考える前に手あたり次第始めてみてください。
すると「あっ、やっぱここ先の方が良いかも」みたいなことも見えてきますよ。
手順2:次に目につきやすい場所から始めると◎
まず断捨離を始めるべきは「目に付きやすい場所」です。断捨離するべき優先度でランキングを付けるなら・・・
- リビング
- 台所
- 寝室
となります。
目に付く場所を先に断捨離すれば、がんばりが目に見えやすい。
はじめに気分がスッキリすると、残りの断捨離も気持ちよく進めることができます。
例えば「リビング」といっても
- テーブルの上
- ソファーの上
- 本棚
- テレビ台
など、細かく場所が分かれます。それぞれの場所を、気になる順番に「攻略」していきましょう!
小さな場所から始めれば「ここならサクッと終わりそう!」という気持ちで始められます。こうして「はじめの一歩」を踏み出せば、その後も順調に片付けが進められますよ。
手順3:次は「ものをしまい込む場所」を断捨離しよう
その次に目をつけるのは「ものをしまい込む場所」です。
- 押入れ
- クローゼット
- キッチン下収納
こういった場所に、全然使ってないものが溜まっています。順序としては、この中でも「置き場に困ったら、とりあえずしまっちゃう場所」から始めていきましょう。
収納場所を整理できれば、目に見えてゴミが増えます。そうすれば「がんばって捨てたな~」という充実感をさらに感じやすく、気持ちよく片付けができます。
「ものをしまい込む場所」を片付けるには、他の理由もあります。
もし収納場所がもので一杯だと、次のような悪循環が生まれるんです。
いっぱい買い物してきた!
→収納に入りきらないなあ・・・困った
→そうだ!新しい収納を買おう!
→まだ片付けられる!よし、いっぱい買い物しよう!
→片付かない・・・
こういう悪循環を避けるためにも、収納場所はいつも余裕を持たせておく必要があります。
断捨離は何か始める?
個人的断捨離をしていてやりやすいなと思ったのは、本・洋服辺りから始めるのがおすすめです。
これらは使っているものと使っていないもの(使わないもの)がハッキリ分かるのでやりやすいんですよね。
その他にも捨てやすいものを紹介しますね。
- どう見ても「ゴミ」なものを捨てる
- 壊れているものを捨てる
- しまい込んで、1年以上使ってないものを捨てる
- 「何かに使うかも?」と思っていたが、使ってないものを捨てる
- 必要以上にある生活雑貨を捨てる
- 見返さない記録・思い出のものを捨てる
①どう見ても「ゴミ」なものを捨てる
例
- ダンボール
- 賞味期限切れの食べ物
- 冷蔵庫の奥に眠る調味料
- ボロッボロの靴
ゴミだと分かっていても、ついつい溜まりがちなもの。マメに片付けているつもりでも、意識して断捨離を始めると結構出てくるものです。
これは判断基準がハッキリしていて迷いにくいです。迷わず捨ててしまいましょう。
私の場合、とくに冷蔵庫・戸棚の奥に調味料を溜め込みがちでした。片付けたいけど「今捨てたらニオイがすごいだろうな」「服に飛んだらどうしよう」・・・みたいなことを考えて、なかなか手が出ずに放置。
断捨離の時間を取ったからこそ、思い切って処分することができました。本当にスッキリしました!
②壊れているものを捨てる
例
- 壊れた家電
- ボタンの取れた服
- ヒールが折れた靴
「いつか直そう」と思って、置いていたもの。でも、その「いつか」が来ないまま、時間だけ経っちゃった・・・。
こういったものも、今が捨てどきです。思い切ってしまいましょう。
家電など、捨てるための手間が掛かるので放置されていたものもあるかもしれません。
思い切って、一気に手続き等を済ませてしまいましょう。
週末など、自治体の粗大ゴミ受付が閉まっているときにはリサイクルショップに持っていくのもおすすめです。
壊れていても「ジャンク品」として買い取ってくれたり、無料で引き取ってくれたりする場合もあるんです。
お金がかかるはずのゴミ処理で、なぜか(数百円ですが)儲かってしまった・・・!という経験を何度もしました。
③しまい込んで、1年以上使ってないものを捨てる
例
- ワンシーズン着なかった服
- 変わった調理器具
- 衝動買いしたものの、使わなかった掃除用具
1年使わなければ、それは「なくても生活できる」証拠。2年目以降も恐らく使わないことでしょう。
④「何かに使うかも?」と思っていたが、使ってないものを捨てる
例
- プラスチックのスプーン
- 謎のおみやげ、置物
- 組立家具の予備ネジ
- 服の替え布、替えボタン
- 大学の頃の教科書や参考書
「何かに使うかも!」と取っておいたものの、今見たら「何に使うんだコレ・・・?」と疑問に思うもの。
おそらく、取っておいても今後登場しないでしょう。捨ててしまいましょう。
⑤必要以上にある生活雑貨を捨てる
例
- 服
- ボールペン
- タオル
- 保冷剤
- キレイな紙袋
- 食器
- クリアファイル
モノとしては必要なんだけど、数が多すぎるもの。
特に「粗品でもらったもの」は、この枠に入りがち。わたしの場合ですが、気づいたら社名入りのペンやクリアファイルが大量に・・・ということが頻発します。
また「いつか使う」と考えて溜め込むものも多いです。その「いつか」が全く来なかったのなら、今のうちに捨ててしまいましょう。
また、服に限った話ですが「傷んできたから部屋着にしよう!」をやりすぎるといつまで経っても服が片付きません。
部屋着も「何着あればいいのか?」と考えて、捨てるものと残すものを考えていきましょう。
「いっぱいあったほうが困らない!」と考えるのではなく、
- ペンは何本必要か?
- 服は何着ぐらいあれば困らない?
などと考え、必要数以上を溜め込まない工夫も必要です。
⑥見返さない記録・思い出のものを捨てる
例
- 二度と見返さないメモ帳
- 学校のプリント類
- 卒業したあとの教科書・参考書
思い入れが詰まっているだけに、処分するのが難しいものもたくさんあります。
もちろん、定期的に読み返して元気をもらうものは置いておくべき。でも2度と振り返らない(であろう)ものは捨ててしまいましょう。
教科書や参考書などは、買取サービスを使えば高値で買い取ってくれる場合もあります。ぜひとも活用しましょう。
断捨離を早く終わらせる、時短片付けのコツ
時間が無い中で色々な場所・ものに手を出すと、散らかったまま片づけられなくなってしまうこともあります。
そのため時間が無い場合は基本的に次のようなルールを作るのがおすすめ。
- ひとつの場所に専念する
- 捨てる基準を「1年以上使ってないもの」に絞る
こうすると効率よくサクサク捨てられます。
順番に見ていきましょう。
ひとつの場所に専念する
「1時間でリビングの本棚を完璧にするぞ!」という感じで、ひとつの場所に専念して片付けましょう。
家全体をまんべんなく断捨離するぞ!と思っても、時間がないときには完了しません。そうすると、中途半端に終わってしまったストレスのほうが大きくなります。
断捨離すると分かりますが、場合によってはかなり散らかるので、中途半端にやると足の踏み場がなくなっちゃうんですよね。
捨てる基準を「1年以上使ってないもの」に絞る
いろんな基準を上にまとめましたが、時間がない時は「1年以上使っていないかどうか」を考えるだけでもOK。
断捨離で特に時間を要するのは、「捨てるか、捨てないか」を考えること。この基準を単純化すれば、時短に繋がります。
また「1年以上使ってない」=「なくても困らない」ものなので、後悔することはほとんどありません。
まとめ
断捨離はどこから・何から始める?
- 簡単なところ→目に付く場所→ものをしまう場所の順番でやる
- 1年以上使っていないものからバシバシ捨てていこう
「どこを」「どういう順番で」「どれを捨てるか」・・・と考えながら断捨離すれば、効率よく進めていくことができます。