みなさんもこういう経験はないでしょうか?
断捨離を始め、順調にモノを処分したのは良いけれど、ふとした時にゴールが見えなくなってしまう。
そんな時、断捨離を続けるべきなのでしょうか?
どこまでモノを減らせたら断捨離は成功といえるのでしょうか?
今回は、そんな「断捨離のゴール」をテーマに私の体験談や考え方をご紹介します。
ミニマリストになりたいけれど、どこまで捨てればよいか分からないという方もぜひ参考にしてみてくださいね。
どこまで捨てれば断捨離は成功なのか?
まず結論として、断捨離のゴールは「自分が理想としている空間ができたら」だと私は思っています。
断捨離するのって、それぞれの目的や目標がありますよね。
- 綺麗で身動きがしやすい部屋にしたい
- 必要なものをすぐに取り出せるようにしたい
- 探し物やなくしものをしない部屋にしたい
- ミニマリストになりたい
など。
↑これが達成出来たらひとまずクリアで良いと思います。
中にはどこまでも捨て続ける人がいますが、そういう人は「ミニマリストになりたい」「極限まで物をなくした生活をしたい」という目標を持っているからなんですよね。
彼らには彼らの目標があるので、他人と比べる必要はりませんよ。
まあこれだとちょっと曖昧で「結局どうすればいいか分からない!」という方も多いと思うので、一つ明確な基準を設けてみます。
を目指してみてください。
こうすると、本当に大切なものに囲まれた生活ができるようになりますよ。
私にとっての断捨離のゴールラインは「本当に好きなモノだけに囲まれた状態」
私も実際、大きな断捨離をした際に「どこまで捨てたら良いんだろう」と迷ってしまったことがあります。
勢いに任せてどんどん処分をしはじめ、だいたいのモノを捨てたのは良いのですが、ある時ふとゴールが見えなくなり手が止まってしまいました。
たくさんモノを捨てているけれど、このまま捨て続けたら必要なものまで捨ててしまうのではないか、そんな思いも頭をよぎります。
まずは自分にとってのゴールを見つめ直してみた
そんな状況で私がまずとったのは、断捨離をやめて自分について考え直してみるという選択。
なにも一度にすべてのモノを捨て去らなければならないわけでもないし、必要に応じて追加で捨てることもできるのだから大丈夫、そう思うようにして、手を止めました。
そして改めて自分にとってのゴールはどこにあるのか問い直してみました。
そのゴールを見出すのに時間はかかりましたが、私にとって大切なのは「本当に好きなモノだけのシンプルな空間を作りたいこと」だと気が付きました。
私はペン1本やノート1冊にもこだわりがあるのですが、そうした大好きなモノは大切にし続けたいと思う反面、ごちゃごちゃとした家にはしたくないという思いを抱いていたことに自分で気づけたのです。
シンプルなことだったのですが、そこから暮らしの方向性がカッチリと決まるようになり、また断捨離を再開しました。
今では好きなものに囲まれつつシンプルに暮らすことができる、私にとっての理想的な空間を実現できました。
私なりに見出した「断捨離のゴール」
この体験を元に私が見出したのは、「自分が理想としている空間ができるまで物を減らせれば断捨離達成」ということでした。
それぞれ理想として思い描く空間は全く違うものだと思います。
何もない部屋がいいという人もいれば、同じテイストのもので固めたいという人もいます。
そうした自分なりに描いた理想像に向けて断捨離をするのであり、やみくもに処分を続ければいいというわけではなかったのです。
ですので、自分なりに理想の空間に必要だと思うものは捨てるべきではないですし、そうでないものを捨てるべきなんです。
「とりあえず取っておこう」と持っているモノはあなたの理想の空間に必要でしょうか?
断捨離をしながら考えていただければと思います。
こんなものが残っていたら捨てるべき!
続いて、私が断捨離をしていて感じた「こんなものは捨てるべき」というものをご紹介します。
なかなかモノが減らなくて困っている方は、ぜひこれを参考に自分なりの断捨離基準を作ってみてくださいね。
①1年以上使っていないもの
クローゼットの服やタンスの中のバッグ、食器棚の奥のカップなど、思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか。
それらを捨てるかどうか迷った時には、過去一年間を振り返ってみてください。
ワンシーズン通して使わなかったものは、きっと来年も使うことはないでしょう。
そして大体のものは、時間が経てば経つほど劣化していきます。
無理して保管し続ける理由は無いのではないでしょうか。
②他のもので代用がきくもの
たとえばカッターとハサミ。
人によっては用途によって使い分けをしているかもしれませんが、なんとなく両方持っているなら思い切って処分してしまっても案外困ることはないかもしれません。
家中を探してみると、案外そうしたものが見つかったりします。
ひとつのものに機能を集約できないか考えてみてください。
③「いつか使えそう」とストックしているもの
使い捨ての箸やビニール袋、破れたストッキング。
「いつか使えるかも」と取っておいてもなかなか出番は来ませんよね。
①と合わせて、1年以内にそのいつかが来る可能性のあるもの(もしくは過去1年で出番が来たもの)以外は捨てるのがおすすめです。
ストック自体は悪いことでは無いのですが、度が過ぎると邪魔になってしまいます。
その「いつか」が本当にくるのか見極めてストックしたいものです。
主に上記の3タイプのものを処分できれば、かなりスペースにゆとりが生まれるはずです。
どこまで減らせばミニマリストになれる?条件や捨てる基準を解説
ゆとりのあるスペースを作るために捨てるべきものを先ほどご紹介しました。
それではミニマリストになりたいなら、モノをどこまで捨てるべきなのでしょうか。
私はミニマリストほどではありませんが、モノをかなり捨てたことでミニマリストに近づくことが出来ました。
その経験を元に、どういったモノを捨てることができればミニマリストになれるのかを考えていきます。
ミニマリストは足し算の発想でモノを選ぶ
ミニマリストの方々を見ているとそれぞれ考え方はあるようですが、私個人としては「本当に持っていないといけないものだけを持つ人」こそがミニマリストだと思っています。
つまり
「使うかもしれない」「けどその時に買えば済む」というものは全て捨てる状態です。
これは実は、普通に断捨離をするのとは正反対の考え方です。
断捨離をする際には「これを捨てても後悔しないかどうか」という引き算の考えで処分するものを決めていきます。
それに対してミニマリストの方は「本当に必要なもの」だけを残してそれ以外はすべて捨ててしまおう、と考えます。
つまり足し算。
本当に大事なもののみを足すために、他のものに「No」というんですね。
「モノを捨てる」という一見同じ行為でも、その根底にある考え方が全く違うんです。
ミニマリストは「最悪なんとかなる」を突き詰める
ありがたいことに現代社会は非常に便利で、欲しいものはすぐに、ラクに手に入るようになりました。
特に都市部であれば手に入らないものはほとんどありません。
地方に住んでいたとしても、ネット通販があります。
ミニマリストになりたいのであれば、そうした便利なお店を頼りにしてみてください。
便利なお店がたくさんあるので、最悪必要なモノが不足していて困ってしまったら買いに行くというメンタルでいましょう。
たとえ必要なものが部屋になくても、お店に行けば何かしら手に入れることができます。
とはいっても、「いちいち買うのはもったいない」と思われるかもしれません。
その点については慣れが解決してくれます。
人間慣れてくれば案外モノが全然なくても暮らせてしまうものです。
つまり、慣れてしまえばなんだかんだモノを買いに行く頻度は減るのです。
「最悪買いに行ける」という安心感を持っていれば、心にゆとりを持ちながらミニマリスト生活を楽しめるでしょう。
断捨離のゴールを見失ってしまった時には
ここまで断捨離のゴールの設定の仕方やミニマリストになるための条件をお伝えしてきました。
ただ、それでも迷ってしまうことはあると思います。
そんな時には、自分にとって大切なものはなにか、考えてみてください。
その際にはモノが必要か、そうでないかという枠だけにとらわれないことが重要です。
自分は普段どんな考えで意思決定をしていて、将来人生はこう歩んでいきたいか。
それを今一度考え直し、逆算した上で初めて片付けや断捨離に向き合ってみましょう。
モノをたくさん持っているからと言って必ずしも幸せになれるわけではありませんし、また逆も然りです。
断捨離をする際には、自分が本当に大切なものがなにか問い直す時間を大切にしてみてください。
自分なりの断捨離基準を設ける
自分なりの価値基準が見えるようになってきたら、そのままその基準を断捨離に使ってみてください。
断捨離の成功例を参考にするのも良いかも知れません。
たとえば、
- ストレスを感じなくなるようになるまで断捨離する
- 必要なものをすぐに取り出せるようになるまで片付ける
- 1年以上使っていないものがたくさんあるなら断捨離を続ける など…
内容を忘れないように紙にメモしておくと良いですね。
そして断捨離をする際には、自分の気持ちと向き合いながら、決めた基準に従いましょう。
気づけばきっと居心地の良い空間が出来上がっていることです。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、良い断捨離ライフを!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!