「1回しか使っていないけどクリーニングは必要」などのよくある疑問にも回答するので、ぜひ参考にしてみてください。
マフラー(ストール)の保管前にクリーニングや洗濯は必要?カビや虫食いを防止するには
お気に入りのマフラーを長くきれいに使用するためには、保管前にマフラーを綺麗な状態にしておきましょう。
特にマフラーは首に巻くものなので、汗や皮脂が付きやすいです。
マフラーをきれいにせず保管すると、異臭・シミ・虫食い・カビなどが発生し「何回も洗濯することになった…」「買い替えなければならなくなった…」なんてことになりかねません。
「1回しか使っていない」という場合も、できればクリーニングに出した方が良いでしょう。
もしくは手洗いができる場合(詳しくは後述)は、自分で洗ってみるのもおすすめです。
ただしできればクリーニングに出す方法がおすすめです。
というのもカシミヤやウールなどのマフラーを自宅で洗濯した結果「失敗してチリチリになってしまった」という方も多いんです。
お気に入りだったストールの洗濯に失敗して、チリチリニュアンスのマフラーに仕上がりました(´・ω・`) pic.twitter.com/slXR5lXh4j
— うっし~ (@GyuutailR) September 8, 2015
クリーニング費用や自宅で洗濯する方法は、記事後半で解説しています。
シーズンオフのマフラー(ストール)の正しい保管方法や保管場所
マフラーを洗濯・クリーニングなどで綺麗にしたら、なるべく湿気が溜まらない方法で保管していきます。
シーズンオフのマフラーの保管場所は、日が当たらない風通しのいい場所が最適です。
具体的には以下のような方法で収納しましょう。
- ハンガーにかけクローゼットに収納する
- ケースに密閉して、防虫剤と一緒に収納する
1番オーソドックスな保管方法は「ハンガーにかける」です。
自宅にあるもので簡単に整頓できるためお金もかかりません。
ハンガーはストール用のものを使うのもおすすめです。
より湿気対策を行いたいなら、マフラーをケースに密閉して、その上に防虫剤を入れて収納する方法がおすすめです。
なるべくシワがつかないように畳んだり巻いたりしてケースに入れておきます。
その後はムシューダなどの防虫剤を一番上に置いてケースを閉めます。
防虫剤の成分は空気より重く上から下に広がるためケース内に入れる際はマフラーの上に置くようにしてくださいね。
また他の衣類と一緒に収納したいときには圧縮袋を使用するのも良いでしょう。
圧縮袋自体に防虫効果のある袋もありますし、場所をとらないのがメリットですね。
逆にこんなマフラー・ストールの保管方法はNG!
マフラー・ストールをダンボールやクリーニングカバーに入れて保管するのはNGです。
ダンボールは虫にとっても住みやすい環境となるため虫食いのリスクが高く、湿気もたまりやすいためカビの原因にもなってしまいます。
マフラーだけでなく衣類の長期保管に向いていない素材です。
またクリーニングに出した後についてくるクリーニングカバーをつけたまま収納するという方もいるでしょう。
しかしクリーニングカバーはホコリがつくことを防ぐためのものなので、通気性がよくありません。
そのまま保管をしてしまうとカビの原因にもなるため、クリーニングを受けっとった後はカバーを外すようにしてください。
マフラー(ストール)の保管前にクリーニングに出す費用や注意点
クリーニングに出せばプロが適切に対応してくれるので、自分で手入れをして縮んでしまう、手触りが悪くなってしまったなんてことを防げます。
クリーニングに出すのはお金もかかるため「家でのお手入れほど頻繁にはできないよ…」という方が多いと思いますが、衣替えの際長期間収納する前に1度出すことできれいに保管することが可能です。
費用の参考に、チェーン展開をしている白洋舎とホワイト急便のマフラークリーニング費用を確認してみてください。
白洋舎 | |
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通常マフラー | 660円~715円 |
高級マフラー | 1,265円~1,375円 |
ホワイト急便 | |
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マフラー | 385円 ※地域によって異なる可能性あり |
料金は店舗によって違いがあります。
またマフラーがカシミヤやシルクなどの素材でできている場合や、シミ抜き・水洗いなどオプションによっても料金が変わります。
汗などの汚れまでしっかりときれいにするためには、水洗い・汗抜きなどのオプションを付けたほうが良い場合もあります。
クリーニング店を選ぶ際は以下の3点に注目するのがおすすめです。
- 口コミが良いか
- お店の中にクリーニング工場があるか
- 受付の方にクリーニングの知識があるか
工場一体型のクリーニング店なら知識のある方が「このシミはとれるの?」などの質問に可能かどうか答えてくれる場合が多いでしょう。
受付の人にクリーニング知識があるかどうかも同じ理由です。
オプションをつけるにしても素人ではわからないことは多いので、しっかりと相談に乗って「こちらのクリーニング方法がいいですよ」と回答を出してくれるお店を選ぶと良いでしょう。
「大切なマフラーで技術面が心配…」という方は、マフラーを出す前にお試しでYシャツ・ブラウスなどを出してみると安心できますよ。
マフラー(ストール)を保管前に手洗いする方法
なるべくお金をかけたくない場合は自宅で洗濯をするのもありです。
手順は以下の通りです。
手洗い手順①:自宅で洗濯できるマフラーなのかを確認
まずは洗濯機を使用できるのか、手洗いのみなのか、またはドライのみなのか、事前に洗濯表示タグを確認しましょう。
「洗濯表示がいまいちわからない…」という方はこちらをご覧ください。
最近はアクリルなど化学繊維を使用したマフラーだと洗濯機で丸洗いできるマフラーも増えてきています。
洗濯手順②:洗濯機で洗う、もしくは手洗いする
基本的には洗濯表示に従って洗います。
アクリル素材など洗濯機で洗うことが可能なマフラーに関しては、手間をかけず洗濯ネットに入れて洗濯できます。
洗濯機の種類にもよりますが、手洗いモードなどオシャレ着を優しく洗えるコースのある場合は、そちらを選ぶと良いでしょう。
ウール・カシミヤなどに多い洗濯機が使えない表示のマフラーで手洗いOKの物は、優しくもみ洗いをしてください。
その際にはこのような、マフラーにも使えるオシャレ着用洗剤の使用がおすすめです。
まず桶などにお湯を用意し、オシャレ着用洗剤を入れます。
マフラーを入れもみ洗いまたはつけ置き洗いをしましょう。
その後すすぎをする必要がありますが、すすぎの際にも力を入れすぎず優しく行うのがポイントです。
洗濯手順③:脱水
脱水はバスタオルなど大きいタオルを用意し挟み込む形で水分をとっていきます。
あとは乾くまで干すだけです。
水分の重みでマフラーが伸びてしまう可能性があるので、ハンガーを使用する際は複数本使用し、横に広げるようにかけると良いでしょう。
マフラーが伸びるのを防げるだけでなく、風通しもよくなるので通常より早く乾くメリットもありますよ。