断捨離をした人であれば必ずと言っていいほどぶつかるであろう「捨てられない」という壁。
どうしても捨てられないという思いとモノを減らしたいという思いのひしめき合いから、なかなか断捨離を進めることが出来ない方も多いのではないでしょうか。
我が家の捨てられないものトップ5を大公開!
なぜそれを捨てることができないのか。
その理由を突き詰めて考えることで、捨てられない理由と今後どのようにすべきかが見えてくるのではないでしょうか。
今回は実際に私の捨てられないモノをランキング形式でご紹介し、なぜ捨てることができないのか、そしてそうしたモノを今後どうしていくべきなのか考えていきます。
第5位「フィルムカメラ」
仕事でカメラを使う機会があるのでメインの一眼レフを所持しているのですが、それとは別にフィルムカメラを持っています。
しかも最近、また同じ機種のカメラをオークションで落札しました。
たくさん持っていても仕方ないので絞らないと、という思いもあるのですが、なかなか処分は進みません。
捨てられない理由①「このカメラでしか撮れない写真があるから」
正直なところ、写真を撮る際の手軽さはスマートフォンに軍配が上がります。
そして仕事で使うレベルの画質の写真が必要になると、一眼レフで撮影します。
そうなるとフィルムカメラは必ずしも必要ではないような気がします。
しかし、このカメラならではの味のある写真を撮ることができるので、なかなか捨てることができません。
捨てられない理由②「故障時のスペアとして必要だから」
先ほどの理由から、フィルムカメラを持つこと自体は良いように思いますが、だからといって新たに同じものを買う必要はまったくないように思えます。
しかし、これにも理由があるんです。
私が使っているカメラは1970年代後半に発売されたもので、今現在新品が売られていないのはもちろん、状態の良いカメラに出会うこともなかなかありません。
そのため、機会があれば状態がいいものを買っておこうと思っていたのです。
片方が故障した際にはもう片方のカメラをスペアとして使うつもりです。
今後も長く付き合っていきたいからこそ、そのような選択に至ったのです。
第4位「古いゲーム機」
こちらは我が家にある任天堂のWiiです。
もしかしたらこの記事を読んでくれている方の中にも「懐かしい」と感じる方もいるかもしれません。
我が家ではこうしたゲーム機はなかなか捨てられずに押入れの中に収納されています。
捨てられない理由①「今でもたまにやりたくなってしまうゲームがあるから」
昔やっていたゲームのことを思い出して無性にそのゲームをやりたくなること、ありませんか?
私はときどきあります。
その時のためだけに部屋にゲーム機を置いておくのは少しスペースがもったいない気もしますが、友人が家に来た時の話題作りにもなるのでなんだかんだ置いています。
捨てられない理由②「思い出が詰まったゲーム機だから」
これは完全に個人的な理由なのですが、このゲーム機で私はたくさんゲームをしました。
小学生の頃、クリスマスプレゼントとしてもらったWii。
自分の家に友人を招き、暗くなるまでずっとわいわい遊んでいました。
小学校を卒業してからしばらくは他のことも忙しく、コントローラーに触れることすらほとんどありませんでしたが、大学時代にその熱が再び戻ってきます。
大学の授業が終わると友人を下宿先に招き、朝までひたすらゲームをしたことも。
そうした思い出がたくさん詰まったゲーム機は当初の白さを失ってしまいましたが、今でも我が家に佇んでいます。
もはやゲーム機本体を見るたびに懐かしさすら覚えるので、壊れるまでは置いておこうと思ってしまいます。
第3位「クッション」
第3位は大きめのビーズクッションです。
「人をだめにするソファ」として一時期話題になった、無印良品の商品です。
評判通り座り心地は最高なのですが、そのサイズから少し邪魔になってしまうこともあります。
そんなクッションが我が家の寝室にずっとあるのにも理由があります。
捨てられない理由「たまに使うから」
このクッションを捨てることができない最大の理由は、「時々使う機会があるから」です。
非常にシンプルな理由ですが、それに尽きます。
軽く昼寝をしたくなった時に使ったり、来客があった際に予備の椅子として使ったりと、不定期で使うタイミングがやってきます。
正直日常生活を送っていく上ではなくてもさほど困りませんが、主に来客の際にはないと不便だと思ってしまいます。
「いつか使うかも」と「いつも使う」の間くらいの存在なので、断捨離するか否か非常に迷っています。
第2位「万年筆」
数年間この家にある、パイロットの万年筆。
仕事やプライベートでの書類作成やメモ書きには100円のボールペンを使うことが多いですが、なかなか捨てられずにいます。
ただ、これについてはあまり捨てたいという気持ちがないので、この先も持ち続けようと思っています。
捨てられない理由①「書き心地が良くついつい書きたくなるから」
ボールペンと比較した万年筆の最大の特徴は「書き心地」です。
サラサラと流れるように文字を書くことができるのがとても気持ちよくて、万年筆を握るとついつい文字をたくさん書きたくなります。
特に手紙を書く際には万年筆で、と決めています。
文字を書くという目的を果たすだけなら安価なボールペンで十分ですが、それ以上に気分が上がるので持ち続けています。
捨てられない理由②「プレゼントとしてもらったものだから」
実はこの万年筆は私の誕生日にプレゼントとしてもらったものでした。
その時の思い出や一緒にもらった言葉も忘れることができません。
この万年筆を持つたび、もらった日のことを思い出すほどです。
そのため、この万年筆はこの先もきっと捨てることができないと思います。
ただ、この万年筆をもらった際、あまり使っていなかった筆記用具はすべて処分しました。
それによって今この万年筆をたくさん使うことができているので、その選択はよかったと思っています。
第1位「手紙」
捨てられない理由①「人から貰ったものだから」
人から貰ったものはなかなか捨てることができませんが、手紙となるとなおさらです。
誕生日や卒業式など、特別な日に手紙をもらうことが多いですが、その時のことを思い出すとなかなかその手紙をゴミ箱に入れることはできません。
一方で、私なりにさほど大切ではないイベントでもらった手紙や、そこまで親しくない方からもらった手紙は写真を撮って処分するようにしています。
捨てられない理由②「思いのこもった直筆のものだから」
手紙をなかなか捨てることが出来ない理由はもう一つあります。
それは、だいたいの手紙が直筆で書かれたものだから。
もしこれらがすべて活字で印刷されたものだったら、すべて写真に残して捨てていたかもしれません。
きっと手間をかけて選んでくれたであろうレターセット。
手紙の文字をなぞるとペンの跡が分かるような手紙。
眺めているだけで心があたたかくなるような手紙は、大切に保管しています。
「捨てられないもの」はどうすべきか考えてみる
ここまで私自身の捨てられないものをその理由とともにご紹介してきましたが、それを踏まえて捨てられないものをどうすべきなのか考えてみました。
捨てられないものに、ものを捨てるためのヒントが隠れているはずです。
捨てられない理由を突き詰めてみる
あなたが抱いている「捨てられない」の根底にあるのがどのような思いなのか、説明できますでしょうか。
ものを捨てることができないその理由が、なんとなく浮かんだものや「もったいない気がするから」というものだった場合、要注意です。
今のあなたには必要のないものなのかもしれません。
また、私の捨てられないものの中にも「思い出があるから」というものがありましたが、こうしたものはもしかすると写真に撮ってデータで保管することで解決するかもしれません。
私の場合、思い出の他にも持っておきたい理由があるため今でも捨てられず残っているものが多いです。
今の生活に必要なものや持っていて気分が上がるものは捨てる必要はない
捨てられないものをどうしていくべきなのか考える時、どうしても「捨てられないのは悪」だと考えてしまいがちですが、そんなことはありません。
今の生活に必要なものや、持っていると自分に良い効果をもたらすようなものは、無理して捨てる必要はありません。
自分なりの「持つべき理由」がちゃんとしたものであれば、持っておくという選択肢もあることを覚えておいてください。