- グリーンを置きたいけど、観葉植物は育てられるか不安
- 観葉植物はデメリットが多い(難しい)って聞いたけど本当?
- 観葉植物を置いた後悔や失敗、面倒だったことを知りたい
こうした疑問に答えていきます。
観葉植物には、空気を綺麗にしてくれたり、疲れを癒してくれたりといったメリットがあります。
その一方、手入れがうまくできなければ体がアレルギーを引き起こす原因になることも。
さらに観葉植物は虫に好まれるというデメリットもあります。
例えばパキラという観葉植物にはハダニやアブラムシがつきやすいので、霧吹きで定期的に水を吹きかけたり、日光浴をさせたりといったケアが必要です。
この記事では、観葉植物のデメリットとメリットを詳しく解説していきますね。
グリーンを置きたいけど、観葉植物を手入れできるか自信がない方におすすめな代替品もご紹介するので、参考になれば幸いです。
家に観葉植物を置いて後悔・失敗した人の声
観葉植物を飾ったことで、どんな後悔や失敗があったのか調べてみました。
パキラの根に大量の小さい虫が
根がかなり腐食してた
仕方ないので根までキレイに洗って再度植え替えした。
早く元通りに戻ってくれるように暖かい場所で待機中。
そして、事務所に新たなパキラさんをお迎えしました pic.twitter.com/prcUVpM2mu— のぶさん@サイドFIRE2年生 (@nekonote0226) May 24, 2022
激務生活だとペットも面倒見切れないし、観葉植物飼うか、と思って家に迎えた観葉植物、やばめのプロジェクト入って3ヶ月で枯れた
— ゆきち (@Yukichicon) February 6, 2021
観葉植物の植え替えに失敗したっぽくて、少しずつ枯れていくのを見守ることしかできない…
— うさい (@tonaridemeshiku) June 25, 2022
観葉植物を置き始めたらコバエちゃんが激増。誇張無しに、1日50匹くらい殺生してる…。精度も5発1中から5発4中に激増…
植物も猫も虫も同じ生命なのに、こんなに愛憎入り混じってるの、神様の設計ミスでは…。— 真野 遥|料理家・発酵室 よはく主宰 (@harukamano) June 25, 2022
「手入れをうまくできずに枯らしてしまった」「虫がたくさん出るようになった」という声が多く見られますね。
観葉植物を置くと、手入れが面倒に感じたり、嫌な思いをする原因を作ってしまうなど、デメリットが発生することがあるようです。
では、具体的にはどんなデメリットが発生するのか、次章で詳しく解説します。
観葉植物を家に置くデメリット!なぜやめたほうがいい?
観葉植物を置くデメリットは7つあります。
- 留守がちだと枯らしてしまう
- 育ちすぎて手入れが大変
- 土カビが生えてしまう
- 植え替えが面倒
- 虫を寄せ付けてしまう
- ペットに危険なものがある
- 夜は酸素の量を減らしてしまう
詳しく見ていきましょう。
①留守がちだと枯らしてしまう
植物は、水不足になると枯れてしまいます。
仕事の関係で家を空けやすかったり、旅行で週末家にいないことが多かったりすると、観葉植物を枯らしてしまう原因に。
留守が長引くときには、土に挿して使うタイプの給水器などで対策する必要があるでしょう。
②育ちすぎて手入れが大変
観葉植物は、育ちすぎて密集すると風通しが悪くなり、枯れやすくなります。
枯れるのを防ぐためには、不要な部分を切る「剪定」という作業が必要です。
ただ、切る場所を誤ると成長ができず、そこから枝葉が伸びてこれなくなる可能性もあります。
注意して剪定を行えば大丈夫ですが、絶対に失敗したくないときは植木屋さんに剪定をお願いしましょう。
③土カビが生えてしまう
カビは、日当たりが悪く水分が多い場所で発生しやすいです。
観葉植物を枯らしたくない一心で水やりしすぎると、今度はカビを発生させる原因に。
カビに気づかず放置してしまうと、アレルギーを引き起こす危険性があります。
カビが生えてしまったら、早急にアルコール消毒をしたり土を替えたりといった処置を行いましょう。
④植え替えが面倒
観葉植物は、根詰まりを起こすと植え替えが必要になります。
根詰まりとは、プランターの中が成長した根でいっぱいになることです。
根が育ちすぎると酸素が全体に行き渡らなくなるので、根が腐って枯れてしまいかねません。
植え替え時には、プランターを新調して土も新しいものを買ってこなければいけないので、なかなかの重労働に感じるでしょう。
⑤虫を寄せ付けてしまう
虫は湿気のある環境を好みます。
そのため、受け皿に水が溜まっていたり、水やりで土が湿っていたりすると、虫を寄せ付けてしまうのです。
また、購入時点で虫が土の中に潜んでおり、そのまま家に持ち帰ってしまうというケースもあります。
虫が棲み付きにくい土に植え替えたり、殺虫剤を購入したりする手間が必要になるかもしれません。
⑥ペットに危険なものがある
植物によっては、ペットにとって毒性のあるものがあります。
例えば、アイビーという植物の葉や茎には多量のサポニンが含まれています。
ペットがサポニンを口にすると、嘔吐や下痢を引き起こしてしまうのです。
観葉植物には犬や猫に害のあるものも多いので、ペットを飼っている方は事前によく調べるようにしましょう。
⑦夜は酸素の量を減らしてしまう
植物は、昼に光合成を行い、夜は呼吸をします。
光合成とは、二酸化炭素を取り入れて酸素を生み出すこと。
昼間であれば、観葉植物は光合成を行うので、部屋の酸素濃度を高めてくれるでしょう。
しかし夜になれば、植物は呼吸だけ行います。
人と同じように酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すので、部屋の酸素濃度が低くなるのです。
とはいえ、植物は人間の200分の1程度しか酸素を吸わないので、息苦しさを感じることはないでしょう。
ただ、酸素が足りない気がして不安になる方は、観葉植物を置かないほうが良いと思います。
観葉植物を家に置くメリット3つ
デメリットを述べてきましたが、観葉植物を置くメリットももちろんあります。
- 有害物質を吸収してくれる
- 目の疲れを癒してくれる
- 加湿効果がある
順に見ていきましょう。
①有害物質を吸収してくれる
観葉植物には、室内に発生する有機ガスを吸収して、人体の健康に良いフィトンチッドという成分を放出する力があります。
有機ガスとは主にホルムアルデヒドという物質で、ビニルクロスの壁紙や絨毯、塗料などから出ています。
ホルムアルデヒドを過剰に吸うと、頭痛や目の炎症などを引き起こすシックハウス症候群になる可能性があるのです。
一方で観葉植物は、ホルムアルデヒドという有害物質を吸収してフィトンチッドを放出してくれるので、体への好影響が期待できます。
②目の疲れを癒してくれる
植物により目の疲れが緩和できるのかを調べた実験では、植物があるほうが目の疲れを和らげてくれるという結果が出たそうです。
植物の中でも、特に緑色のものや斑入りのものが、目の疲れを癒してくれる効果が高いとのこと。
斑入り植物の例としてラベンダーがあります。
ラベンダーは、寒さにも暑さにも強いので育てやすいと思います。
③加湿効果がある
植物には、葉の気孔から水分を放出する「蒸散作用」があります。
水分を出すことで、植物自身の温度を低くしようとしているのです。
冬の暖房で乾燥している部屋などでは、加湿効果が期待できるでしょう。
こんな人は観葉植物を家に置くのはやめたほうがいいかも
上記の観葉植物を家に置くことでのデメリットの章で、心配なものがあった人は、やめたほうが無難かもしれません。
例えばペットが家にいる場合は、観葉植物が有害なことも多いので注意が必要です。
飾るとしても、ペットに悪影響がないかしっかり調べて購入しましょう。
植物も生き物なので成長するためには、水やりや肥料の用意、剪定などの世話が必須ですよね。
手入れは時に、費用も労力もかかるものです。
観葉植物をこまめに見る時間がない方は、置かないほうがストレスを感じずに済むかも!
観葉植物を育てるのに向いている人
逆に水やりや植え替え、カビのチェックなど植物の手入れが苦にならない方は、観葉植物を育てるのに向いているでしょう。
最初は小さな植木鉢のものから始めると良いと思います。
小さければ、チェックするにもあまり時間がかかりませんし、植え替えするにもそこまで大変にはなりません。
観葉植物のデメリットは嫌だが、家に植物を飾りたい場合の対処法
観葉植物は手入れが少し難しいですよね。
それでも、何か植物がほしいときにおすすめなのが「フェイクグリーン」です。
フェイクグリーンは、本物に似せて人工的に作られた植物です。
「観葉植物を育てられるか自信がないけど、緑のアクセントを部屋に加えたい」という方にぴったりなもの。
フェイクグリーンにはメリットがいくつかあります。
- 水やりや植え替えなどの手間がかからない
- 毒性がないのでペットにも安心
- 空気清浄効果がある
本物ではないので、水やりや植え替えなどの手入れが必要ありませんし、ペットに毒となる成分が含まれないのは利点ですね。
さらに、フェイクグリーンには触媒加工されたものも出てきています。
主な触媒加工は「光触媒」と「CT触媒」の2つ。
光触媒は、紫外線に反応して抗菌・消臭効果を発揮してくれます。
CT触媒には紫外線は必要なく、空気に触れるだけで抗菌・消臭をしてくれるのです。
空気清浄効果を求めて観葉植物を置こうかなと考えている方は、フェイクグリーンでも十分に効果を感じられるでしょう。
観葉植物を育てるには、なかなかの手間がかかります。
家に置くリスクを知ったうえで、毎日の手入れが本当にできるか考えて購入しましょう。
育てられるか自信がない場合は、フェイクグリーンを試してみるのもおすすめ!